妊娠5ヶ月(16週~19週)の赤ちゃん

妊娠5ヶ月(16週~19週)の赤ちゃんの大きさと成長

赤ちゃんの神経系統が発達していくことで、さまざまな感覚がでてくる時期です。大きさは身長が25cm前後、体重は300g前後程度になります。重さは中くらいの大きさのりんご程度です。

さまざまな感覚が備わっていく

神経系が発達し、体と脳の伝達がより速くなります。19週くらいには、痛みや温度、触った感覚などの情報を伝達する神経経路がつくられていきます。数種類の味や音を区別できます。

また、顔がはっきりしてきて、笑ったり、眉をひそめたり、激しいしゃっくりとするときもあります。

体を活発に動かす

骨格が成長し、超音波で関節部分がわかることも。手足を動かしたり、上体を反らしたり、手の指を握ったり、足を伸ばしたり。さまざまなバリエーションの動きができるようになります。それでも、はっきりと胎動として感じるには、まだもう少し先です。

歯の元が作られる

乳歯芽という、赤ちゃんの歯の元がつくられます。生まれてしばらくは、歯肉の下にあって見えませんが、上あごに10本、下あごに10本の乳歯芽が形成されます。


妻の体への影響

体全体が丸びを帯びて、乳房とともにお尻も大きくなり、ふっくらした妊婦らしい体形になっていきます。

体が母乳を作る準備を始めるので、乳房が大きくなっていきます。乳頭から黄色っぽい分泌物が出てくる場合もありますが、心配はいりません。

胎動を感じられるのは、まだ少し先。しかし、なかには腸が動いたという程度に胎動を感じたという人もいます。


(監修: 医師・医学博士・産業医 /「広尾レディース」院長 宗田 聡 先生)