妊娠6ヶ月(20週~23週)の赤ちゃん

妊娠6ヶ月(20週~23週)の赤ちゃんの大きさと成長

赤ちゃんの皮膚の下に脂肪が少しづつついてきます。体の端まで筋肉がつくなど、体全体の発達が進みます。また、聴覚が発達し、体内に響く妻の声も聞こえるように。体の大きさは30~35cm前後、体重は400~600g前後です。

皮膚や爪が発達していく

皮膚もだんだんとしっかりしてきますが、まだまだ外にでられるほど強くはなっていません。、また脂肪もすこしづつ蓄えていきます。まぶたや眉毛がつくられて、上下まぶたの区別もつくので、超音波検査で顔の表情が見て取れることも。

聴覚が発達

だんだんと音を聞き取れるようになっていくので、妻の呼吸音や心拍の音、胃や腸が動く音を聴くことができるようになります。きっと妻の声も体内で聞いてることでしょう。

体を盛んに動かしたり、おなかを蹴ったり

体の発達速度が増していく時期です。おなかの中でキックをしたり、体を盛んに動かすようになります。はっきりとした胎動を感じられるでしょう。超音波検査でしゃっくりとあくびをしている姿がみられることも。


妻の体への影響

この時期くらいから、胎動を感じる妊婦がほとんど。最初は「腸が動いている?」くらいの感覚から、はっきりとおなかが蹴られていると感じられるように。赤ちゃんが大きく元気に育っているということを、夫もおなかを触って感じることができます。

赤ちゃんの体の発達スピードが増したので、子宮も大きくなって上半身が重くなっていきます。体のバランスの取り方が変わるので、足に負担がかかったり、足がつりやすくなることも。


(監修: 医師・医学博士・産業医 /「広尾レディース」院長 宗田 聡 先生)