妊娠7ヶ月(24週~27週)の赤ちゃん

妊娠7ヶ月(24週~27週)の赤ちゃんの大きさと成長

脳の発達が進み、体と脳の伝達経路がつくられていきます。このころの赤ちゃんは、身長40cmくらい、体重は700~1000gくらいです。カボチャ1個くらいの重さまで成長しています。また、男女の性別が超音波検査でわかりやすい時期でもあります。

脳の発達が進む

人間は生まれてからもどんどんと脳は発達する唯一の動物ですが、おなかの中でも、すこしづつ脳が大きくなって、発達が進んでいきます。

まばたき、呼吸の練習も

定期的にまばたきするようになります。肺機能の機能はまだまだ完成していませんが、たまに、羊水を飲み込んだり、あくびをする動作をして、すこしづつ呼吸の練習をはじめています。

起きたり、休んだりが定期的に

起きて活動をする時間と休んだり、眠っている時間が定期的に繰り返されるようになります。妻は胎動でそのタイミングがわかるかもしれませんが、日中忙しくしていると胎動に気がつかないことも。


妻の体への影響

おなかは外側へ張り出していき、バランスがとりにくくなっていきます。大きくなった子宮が内臓と横隔膜を圧迫して、呼吸がしづらくなることも。今までと違うバランスで姿勢をとらなくてはいけなくなりますが、骨盤をまっすぐにして、姿勢を正しく保ち、内臓の圧迫を軽減するようにこころがけて。

赤ちゃんは大きくなっていっていますが、子宮内にはまだ大きなスペースが残っているので、頭が下になったり、上になったりすることも。健診時に「逆子になっている」といわれても、赤ちゃんの位置がまだまだ変わる時期なので心配しないでください。


(監修: 医師・医学博士・産業医 /「広尾レディース」院長 宗田 聡 先生)