妊娠8ヶ月(28週~31週)の赤ちゃん
妊娠8ヶ月(28週~31週)の赤ちゃんの大きさと成長
臓器や器官、骨格がほぼ完成し、生まれるときと同じような状態に近づきます。体重は約1200~1700gになっています。
脳がさらに発達し、運動機能がアップ
赤ちゃんの脳の表面が折り重なるようになって発達し、運動機能が急速に向上します。羊水の中で自由に動き回り、足の指を口に入れるような動きも。
臓器や器官がほぼ完成
心臓、腎臓などの臓器や、目、耳、鼻なども完成に近づきます。聴覚が完成し、音の聞き取りがよりできるようになったので、夫からもしっかり話しかけてあげましょう。
肺での呼吸を準備
生まれる準備の一つとして、呼吸の練習しています。この時期に肺が急速に発達していきますが、まだ外で自分で呼吸ができる状態までは完成していません。
骨格は生まれるときと同じくらいに発達
出生時の骨格とほぼ同じくらいの大きさになりますが、体重はこれからかなり増加するので、まだほっそりとした体つきになっています。妊娠30週以降で体重は2倍に成長します。
妻の体への影響
羊水量が増加し、ピークを迎えます。多くの血液を循環させるために心臓に負担がかかります。赤ちゃんも子宮も大きくなり、足の付け根の血流が悪くなり、下半身のむくみなどが起こりやすくなります。
また、急に大きくなるおなかの影響で、気が付いたら妊娠線ができていたということも。
おなかが張ることが多くなります。立ちっぱなしや、動きっぱなしなどでおなかが張ってしまったときは、横になって少し休みます。それでも張りがおさまらないときや、痛みがあるときは、すぐに産院へ連絡を。
(監修: 医師・医学博士・産業医 /「広尾レディース」院長 宗田 聡 先生)