妊娠9ヶ月(32週~35週)の赤ちゃん

妊娠9ヶ月(32週~35週)の赤ちゃんの大きさと成長

赤ちゃんの体はふっくらとして脂肪がついていきます。身長は45cm前後、体重は2000~2500g前後くらいになります。おなかの赤ちゃんは新生児とほとんど同じ体になっていますが、まだ肺や脳が未熟なので早産にならないように、無理せずゆっくり過ごしてください。

起きている時間が長くなる

活動している時間が長くなり、寝たり起きたりを繰り返しながら、1日のうちトータルで8時間程度は起きているようです。自分自身と自分の周りの世界を意識するようになります。顔を触ったり、臍帯をつかんだりすることも。

動き回るスペースが少なくなる

誕生に向けて、さらに体が大きくなっていくため、子宮の中で動き回るスペースが減っていきますので、激しい胎動はおさまってきます。


妻の体への影響

大きくなった子宮がみぞおち付近まであがってきます。胃が圧迫されるので、胃もたれなどを感じることも多いでしょう。また、足のつけ根や恥骨の痛みを感じることも。

リラキシンというホルモンの影響により恥骨部分や骨盤が緩みます。赤ちゃんだけでなく、妻の体も出産に向けた準備を始めます。


(監修: 医師・医学博士・産業医 /「広尾レディース」院長 宗田 聡 先生)