生後6ヶ月~8ヶ月の赤ちゃん

生後6ヶ月~8ヶ月の赤ちゃんの成長発達

腰がすわる

腰がすわっていき、自分一人でおすわりできるように。最初は両手で体を支えながら、次第に、背筋も伸ばして振り向くことができるようになっていきます。すると、目線が変わって、いろんなものが目に入り、またそれが刺激になっていきます。

おもちゃ遊びが楽しくなる

おすわりができて、両手が自由になり、おもちゃなどで遊びたがります。自分でおもちゃを振って音が出たり、つかんで離したりして楽しみます。また、親指と他の指でおもちゃなどを挟めるようになり、よりこまやかな動きもできるように。

感情がさらに発達

さみしい、悲しい、うれしいなどの感情が発達していきます。お腹が空いているから、眠いからなどの他に、さみしいという「気持ち」が理由でも泣くようになります。

離乳食を進める

離乳食を始める時期は赤ちゃんの成長の様子を見て判断を。始めてもなかなか食べてくれないという場合も多々あります。食感や味などだけでなく、スプーンの感触が気に入らないということもあるようです。妻と夫で一緒に試行錯誤しながら、また、悩むときは離乳食教室などの専門家に相談しながら、進めていきましょう。

歯が生え始める子もいますが、個人差があります。1歳を目安に前歯が上下4本ずつくらい生えていく赤ちゃんが多いです。


妻、夫が気をつけたいこと

大人がさわっていたもの、使っているものなどに興味を示すので、テレビのリモコンやスマホなどが気になる赤ちゃんも。無理のない範囲でさわらせてあげてもいいですが、この時期には、手にしたものは何でも口に持って行ってしまいます。しっかり見守って安全を図りましょう。

妻や夫が話しかけることを聞いてくれたり、名前を呼ぶと反応してくれたりします。たくさん話しかけてあげてください。また、「いないいないばあ」で喜んでくれる時期。親子のコミュニケーションを楽しんで。


(監修: 埼玉医科大学総合医療センター 総合周産期母子医療センター教授 加部 一彦 先生)