生後9ヶ月~11ヶ月の赤ちゃん

生後9ヶ月~11ヶ月の赤ちゃんの成長発達

はいはいからつかまり立ちへ

はいはいが上達していきます。自分が行きたい方向に移動ができる自由を手に入れた赤ちゃんは盛んにいろいろなところへ探索活動をしていきます。また、10ヶ月、11ヶ月には多くの子がつかまり立ちするように、さらに視線が高くなり、より好奇心を刺激します。11ヶ月にはたっちができるようになる子も。

生活リズムが安定していく

離乳食は3回食に移っていく赤ちゃんが多いよう。昼寝の時間も安定してきます。午前に1回、午後に1回、また、1歳に近づくにしたがって1日に1回など、生活リズムが整ってくる時期です。

手先が器用に

手先の細かい動きや、左右の手を連動させることもできるようになります。おもちゃなどをカシャカシャと合わせてみたり、シールをはがすようなこともできたりします。また、手づかみでものを食べられるように。

気持ちを読み取り、言葉の理解も

情緒が発達し、妻や夫の声や表情を読み取って、喜んでいる、怒っているなどがわかってきます。おむつ替えを激しく嫌がるときも。また、「抱っこ」と手を広げてアピールし、意思表示ができるように。

言葉の理解がすすみ、簡単なやりとりができたり、「ちょうだい」というと、もっているおもちゃなどを渡してくれたりします。


妻、夫が気をつけたいこと

はいはい、伝え歩き、たっちへとできることのバリエーションが広がる時期。そのタイミングによって、赤ちゃんの周りに何か危険なものがないか、赤ちゃんの視線が変わったことで、ぶつかる場所はないかチェックしていきましょう。キッチンなど触ると危険な場所があるところには、仕切りをつくるなどの対策を。


(監修: 埼玉医科大学総合医療センター 総合周産期母子医療センター教授 加部 一彦 先生)