産褥期シミュレーションのすすめ
1ヶ月ごろの赤ちゃんのいる一日を具体的に考えてみよう
1ヶ月ごろの赤ちゃんの一日は睡眠と授乳と排泄の繰り返し。新生児のうちは昼も夜もなく2~3時間に一度くらいの頻度で授乳します。夫・妻の生活も赤ちゃんに合わせることになり、生活リズムは乱れがち。その中で食事、睡眠、休養を取らなければなりません。
例えばこんな感じです。
時間 | 赤ちゃん | 妻 | 夫 |
1:00 | |||
2:00 | |||
3:00 | 授乳 | ||
4:00 | |||
5:00 | |||
6:00 | 起床・授乳 | 起床・朝食 | |
7:00 | 朝食 | 出勤 | |
8:00 | |||
9:00 | |||
10:00 | 授乳 | ||
11:00 | |||
12:00 | 産褥ヘルパー到着 | ||
13:00 | 昼食・授乳 | ||
14:00 | |||
15:00 | |||
16:00 | |||
17:00 | 授乳 | ||
18:00 | 帰宅 | ||
19:00 | 沐浴・お風呂 | ||
20:00 | 夕食・授乳 | 夕食 | |
21:00 | お風呂 | 寝かしつけ | |
22:00 | |||
23:00 | |||
24:00 | 授乳 |
自分たちのタイムテーブルを作ってみよう
赤ちゃんの睡眠覚醒リズムの確立のためには遅くとも21時には就寝できるリズムが理想的。遅寝、遅起きは夜泣きにつながり、妻の睡眠不足や疲労へとつながります。
夫の出勤時間、妻の休養時間、二人の食事の時間など、産褥期に備えて基本となるタイムテーブルを作ってみましょう。夫の仕事と産褥期の家事・育児のバランスをチェックして、無理がある場合には外部のサポートを受けることを積極的に考えましょう。
特に、妻が産褥期のあいだは、夫もしくはサポーターの方が赤ちゃんの沐浴を行える体制が理想的です。
夫へ
帰宅後の沐浴が難しい場合には、早朝に行うこともできますよ。
(監修: 杏林大学 保健学部 准教授 佐々木 裕子 先生)