マドレ式産褥ヘルプって何?先輩家族の経験談
マドレボニータの産褥ヘルプ
里帰りをしたり実母・義母を自宅に呼ぶなどして、産褥期のサポートをしてもらう、もしくは夫婦2人で産褥期を乗り切る人がほとんどかもしれません。しかし、実家が遠方、もしくは夫が多忙で仕事を休めないなど、ご家庭の事情で家族のサポートを得にくいケースも多いかと思います。
そんな時、友人や地域の人たちが時間と人手を少しずつ出し合って助け合い、産褥期の養生のサポートをすることをマドレボニータでは「マドレ式産褥ヘルプ」と呼んでいます。
家事代行サービスとどこが違うの?
「マドレ式産褥ヘルプ」はここが違います。
- いわゆるサービス業や行政制度ではありません。友人や地域の人が集まってヘルプし合います。
- 妻が必要とするヘルプに応じて、夫を中心にサポーター同士でヘルプに行く日程を調整、妻の状況をシェアしあいます。
- 普段家にお客さんを呼ぶにはいろいろな気遣いが必要になりますが、マドレ式産褥ヘルプのサポーターはお客さんではありません。静養する妻の負担にならないための心得を妻とサポーターの間であらかじめ共有しています。
どんなことするの?
産褥期の妻は外出できません。赤ちゃんと夫が唯一の話し相手ということも。
妻の話し相手や食事相手になることも産褥ヘルプの一つです。
夫の帰宅がどうしても遅くなる場合には、サポーターが赤ちゃんを抱っこしてあげて、その間に妻がごはんを食べたりお風呂に入ったりできるととても助かります。親しい友人や地域の仲間であれば、上の子の保育園の送り迎えをお願いすることも。
妻・夫の状況によっては、毎日のように食事の支度や掃除、洗濯、赤ちゃんのお世話を手伝うこともあります。
マドレ式産褥ヘルプで助かった!
- 栄養のあるお昼ごはんを用意してもらい、一緒に食べることで気分も晴れて、赤ちゃんを抱っこしてもらっている間ゆっくり過ごすことができました。 (30代 1児の母)
- 友人二人で来て、たたまれないままの洗濯物をおしゃべりしながらたたんでくれた。そのあいだ、二人の声を聞きながら安心して眠ることができました。(40代 2児の母)
- 雑誌や漫画を買って帰りに寄ってくれました。赤ちゃんが寝ていると一人で時間を持て余すこともあったのでありがたかった! (20代 1児の母)
- 夫が不在のときに、家族みんなで来てくれて上の子同士遊ばせておきつつ、赤ちゃんの沐浴を友人夫婦がしてくれた。 (40代 2児の母)
友人関係の再構築にも
これまでいろいろな話をしてたくさんの時間を一緒に過ごしてきたのに、出産をきっかけに友人と疎遠になってしまったこと、ありませんか?
「出産はプライベートなことだし、落ち着くまで待っていよう」「来てもらっても何もかまってあげられないし」…そんな気持ちが働いて必要以上に距離を取ってしまうのは、お互いにとってもったいない話です。
マドレ式産褥ヘルプを通じて友人との関係を再確認し、信頼の大切さを改めて学んだという声は多くあります。赤ちゃんと妻をみんなで見守ることで、より豊かな人間関係が築けるのではないでしょうか。
サポーターの方へ
お役立ちの「サポーターの方へ」内にある記事も参照してください。
(監修: NPO法人マドレボニータ)