産後ケアバトン制度とは

機会の格差をなくすために社会全体でサポートを

マドレボニータでは、2011年3月より、社会的に孤立しがちな母親たちを対象にしたサポート「産後ケアバトン制度」を運営しています。

具体的には「産後ケア教室」の参加費の補助や、受講中や自宅~会場間の移動の介助ボランティアの提供(多胎児の母が参加する場合)をしています。このことで彼女たちが「心身の健康」と「仲間」を得るためのサポートを行っています。

孤立を防ぐためには「産後の心身の健康を回復させること」と、「家にひきこもらずに、外にでるためのきっかけ」が必要だからです。

この制度が始まってから、今まで密室にこもっていた母子が参加の機会を得て、教室に足を運んでくれるようになりました。


「産後ケアバトン制度」という名前にこめた思い

この制度は、決して「条件にあてはまったら使えるラッキーな割引制度」ではなく、寄付をしてくださったみなさまからの「産後ケアの大切さを伝えたい!」「受講して体力をつけてほしい!」などの、「思いのバトン」が渡されたものだと思っています。

バトンが受講者に手渡され、そのバトンが次の誰かにつながっていく…そうして「すべての母にとって、産後ケアが当たり前にある社会」に一歩でも近づいていけたら!との願いをこめ、「産後ケアバトン制度」を運営しております。


マドレ基金「産後ケアバトン制度」をご利用いただける方​

以下の場合、お子さまが3歳の誕生日を迎える日まで受講料を全額補助いたします。 
・ひとり親 
・多胎児の母(必要に応じ「介助ボランティア」のご手配をいたします。) 
・障がいのある児の母 
・出生〜生後180日の間に連続21日以上入院中または入院した児の母 

以下の場合、お子さまが1歳の誕生日を迎える日まで受講料を全額補助いたします。 
・妊娠22週以降、出産までに連続45日以上入院した母 
・10代の母 
・早産児・低出生体重児の母(【34週未満で出産】または【出生体重2000g未満】) 


産後ケアバトン制度の詳細はこちらからご覧ください。


(監修: NPO法人マドレボニータ)