不安を具体的な形にしよう

職場復帰する?しない?

育休中、赤ちゃんと離れがたくなってしまい「このまま職場復帰しなくても・・・」なんていう声も。赤ちゃんのお世話中心の生活を送っていると、一時的に仕事への意欲が下がってしまうことがあります。でも、この時期の子どもの成長は非常に早く、子育ての状況も妻の気持ちもさらに変化していきます。

産休・育休後にどうしたいか、今の自分の状況から少し距離を取って改めて考えてみましょう。産休前までの生活と赤ちゃんがいる今の生活とを見つめて、この先どのような生活をしたいか想像してみてください。


不安を具体的な形にしよう

子どもはかわいくて離れがたい、夫は忙しくて家事の期待まではできない…こんな状況では子どもを抱えて職場に復帰することに不安を覚えるのも当然です。状況に合わせた働き方を選択できるように夫婦で心構えも準備も行いたいですよね。

不安は具体的に形にして、夫婦で話し合ってみましょう。まずは子どもの生活サイクルを考えて、一日のタイムテーブルを作ってみることをおすすめします。子どもの行動に合わせて考えることで、夫・妻の生活にどのような活動が新しく必要なのか、どう分担したら負担が少ないかを話し合うことができます。

時間

子ども

5:00
起床、掃除、洗濯
6:00 起床 子どもを起こす 起床、朝食準備
7:00 朝食、身支度 朝食、身支度 朝食、身支度
8:00 登園 通勤 子どもを保育園へ、通勤
9:00
出社 出社
12:00


17:00 帰宅 帰宅、保育園お迎え
18:00
夕食準備
19:00 夕食 子どもと夕食 残業
20:00 お風呂
帰宅、子どもとお風呂
21:00 就寝 子ども寝かしつけ

このように形にすることで、どこが足りなくてどう補えばよいか見えてくるはず。お互いの考えを伝え合い、そのためにはどのように協力して生活していくか具体的に夫婦で話をすることが大切です。

先輩カップルに学ぼう

復帰後に困らないように、「夫婦共に家事をできるようになる」ことを育休中から目標にしたカップルもいます。育休中に掃除・洗濯・食事・保育園の送り迎え・入浴・寝かしつけ・通院病児保育等、育児家事全般を二人ともできるようになっていたおかげで、復帰後も夫婦で協力しあって生活を作っています。


(監修: NPO法人マドレボニータ)