万が一の備えに「病児保育」

通常、保育施設では37.5℃以上の発熱がある子どもを預かってくれません。病児保育とは、体調を崩した子どもを預かってくれるサービスです。施設で預かってくれるサービスと自宅に訪問して子どもを見てくれるサービスとがあります。

施設での病児保育

病院や保育園などに併設されていることが多いため、急変の際には医師や看護師のサポートが受けられます。ただし、事前登録をしていないと利用できない場合がほとんどで、数が少ないため予約がとりにくい面もあります。また、慣れない環境に病気の子どもを預けるため、親も子もが不安を感じることもあります。

自宅訪問での病児保育

病児保育施設は数が少ないため、それを補う形で自宅訪問型の病児保育も近年増えてきています。家庭の中で病児のケアを行います。普段と同じ環境のため、子どもも安心して過ごすことができます。自宅訪問の場合も、あらかじめ登録が必要な場合が多く、時間の自由度が高くマンツーマンでしっかり見てもらえる分、費用も割高になります。

自宅訪問での病児保育は、フローレンスノーベルなどのように病児保育を専門にしているNPO法人やベビーシッターのサービスのメニューの中に設けている企業などがあります。


病後児保育

インフルエンザのような長期登園停止になる病気の場合、熱が下がっても登園できないことがあります。このときに利用できるのが病後児保育です。住んでいる地域の自治体から案内が出ている場合もあります。病児保育と合わせて探しておきましょう。


(監修: NPO法人マドレボニータ)