座るのもつらい方へ

血流を良くして少しでも回復を早めて

出産時の会陰の状態にもよりますが、とくに会陰切開をした人は、その傷がすごく痛くて座るのもままならないようです。

傷の程度にもよりますが、産後1ヶ月半でも約10%の女性が縫合部の痛みを自覚しているというデータがあります。

入院中はドーナツクッション(円座)やお薬の使用で痛みをコントロールしている方も多いようです。退院時に鎮痛薬を処方してもらう方も少なくありません。

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股に痛みがあると、その部分にばかり意識が集中してしまい、いつのまにか全身がガチガチにこわばってしまいます。全身の血流が悪くなると、傷の治りも滞ります。

伸びをするなどして寝ながら全身を整えると、傷の治りもスムーズになりますよ。


 (C) 2016 吉岡 マコ

(監修: 杏林大学 保健学部 准教授 佐々木 裕子 先生)