快適な睡眠姿勢

あお向けで快適に眠れない!?

あお向けに寝ると、尾てい骨が床にあたって痛くて快適に眠れない…これも出産直後の女性に共通する悩みです。この痛みは尾てい骨の角度が原因です。自分の体の力でコントロールすれば、十分快適にあお向けで寝られるようになります。


尾てい骨が痛む理由

尾てい骨はとても可動性が高く、出産時に外側に開きます。これによって左右の骨盤は前後に大きく開くことができます。

あお向けになると尾てい骨が痛むのは、出産時に動いてしまった尾てい骨がお布団にあたるようになったためです。つまり、その骨を、また元の位置に戻してあげれば、あお向けに寝ても床にあたらなくなります。


尾てい骨に違和感を感じるときは

体は筋肉で支えられています。出産によって骨格は変化しますが、筋肉の力を発揮して調整していくことは十分に可能です。尾てい骨があたって痛い場合にできるセルフケアをご紹介します。


01 あお向けになってお尻を上げる

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あお向けになって両ひざを立てます。ひざは少し開いた状態で。両手を体の横に置きましょう。この状態でお尻を持ち上げます。


02 背骨を上から一つずつ床につけていく

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ゆっくりお尻を下していきます。背骨を上から一つずつ床につける感覚で丁寧に行いましょう。

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03 上記の動作を繰り返す

上記の動作を繰り返します。

うつぶせになって、夫に仙骨をマッサージしてもらうのも効果的ですよ。


 (C) 2016 吉岡 マコ

(監修: 杏林大学 保健学部 准教授 佐々木 裕子 先生)