オムツ替え体操・上級編
オムツ替え体操・上級編
おむつ替え時間を使ったストレッチ、今回は上級編です。
上級編では、おむつ替えを開脚して行ないます。これによってそけい部がストレッチされ、下半身の血流やリンパの流れがよくなります。
そけい部は上半身の全体重がかかり、圧迫されやすいため、老廃物がたまりやすい部分。しっかりストレッチして老廃物を流してあげましょう。
このストレッチは、そけい部に加えてひざ裏の老廃物対策にも効果があります。下半身で老廃物のたまりやすいそけい部、ひざ裏の二箇所をまとめてきれいにできます。
そけい部・ひざ裏のストレッチ方法
01 開脚して座り骨盤を起こす
床に開脚して座り、赤ちゃんは脚の間に寝かせます。骨盤は起こし、下腹部が床に対して垂直な状態を保ってください。つま先は天井に向け、かかとを突き出してひざ裏をストレッチします。
02 脚のつけ根から身体を前に倒す
作業中に身体を前に倒すとき、脚のつけ根から上全体をまっすぐに保ったまま前に倒してそけい部をストレッチします。これを続けていると、しだいに股関節がやわらかくなり、より大きく脚が開けるようになります。同時に腹筋と背筋も鍛えることができます。
開脚できない人はまずはひざを曲げた状態から
会陰に傷がある場合や身体がかたく開脚が苦手な場合は、最初はひざを曲げた状態でもOKです。その場合、ひざは前に倒さないように、仙骨は後ろへ倒さないようにするのがポイント。それだけでも十分にそけい部はストレッチされます。続ければ、だんだんやわらかくなって、開脚できるようになりますよ!
(C) 2016 吉岡 マコ
(監修: 杏林大学 保健学部 准教授 佐々木 裕子 先生)