肩こりほぐし体操

肩こりが起きる理由

産後は慢性的な肩こりに悩まされがちです。赤ちゃんを抱っこするのも辛く感じる人もいるはず。この原因は、赤ちゃんの重さだけでなく、肩に余計な力が入っていることにもあります。また、赤ちゃんを大切に思うだけに、無意識のうちに体が緊張してしまうことも。

緊張状態が長く続くと、僧帽筋という首から背中にかけての筋肉が硬くこわばり、体内に老廃物が溜まっていきます。老廃物が溜まると血流が悪くなり、これが肩こりを引き起こします。


その場でできる肩こり解消法

ここでは、僧帽筋をほぐし、血流を活発にするためのセルフケアの方法をご紹介します。


肩甲骨の位置を確認

写真の指さしている部分にある骨が肩甲骨です。このセルフケアは肩甲骨が動いていることを感じながら行ってください。

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01 ひじを動かす

まず、体をまっすぐ保ちましょう。ひじを曲げ、肩の高さまで持ち上げます。

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そのままひじを前後に動かしてください。

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ひじを後ろに引くと肩甲骨は背中の中央により、ひじを前に出すと肩甲骨は外側に移動します。


02 肩を大きく回す

ひじを曲げたまま、ひじで円を描くように肩を回しましょう。肩甲骨がゴリゴリ音を立てるぐらい大きく回してください。逆回しも同様に。

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03 腕を大きく回す

足を前後に開いて背筋を伸ばして立ちます。ひじを伸ばし、腕全体を縦方向に大きく勢いよく回してください。

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逆回しも同様に行ってください。

すべての動作を肩甲骨が動いていることを意識して行いましょう。首から肩、背中にかけての血流がよくなりますよ!


 (C) 2016 吉岡 マコ

(監修: 杏林大学 保健学部 准教授 佐々木 裕子 先生)