入院生活は忙しい

初めての場合は特に「出産まで」のことで頭がいっぱいになってしまいがちですが、基本的には赤ちゃんのお世話は出産当日から始まります。

赤ちゃんの授乳と診察(※)で入院生活は思っていたよりも忙しいものです。(※ドクターの診察は4日目ですが、看護師さんによる体温・血圧など全身のチェックは毎日行われます。)


出産当日

出産の時間によっては翌日からという場合もありますが、基本的には出産当日から授乳など赤ちゃんのお世話は始まります。

1日目

  • 授乳練習
  • おむつ指導

2~3日目

  • 授乳
  • 妻の血圧測定、尿検査、貧血検査

4日目以降

  • ドクターの診察
  • 授乳
  • 沐浴練習 (退院当日もしくは退院前日ぐらい)
  • 退院後の生活のアドバイス
  • 退院に向けた準備

退院

退院手続きをして必要な書類を受け取り、帰宅します。


赤ちゃんの授乳頻度

入院中に一番大変なことは赤ちゃんの授乳です。授乳回数の目安は、母子別室の場合で7~8回、母子同室の場合で10回以上です。


シミュレーションしよう

夫やご家族がいつ来院するのか、食事を一緒に取るのかなどは出産までに話し合っておきましょう。

上のお子さんがいる場合には、妻の入院中にどのように世話をするのか、夫が来院する際は預けるのか一緒に連れて来るのかなど、細かく考えておく必要があります。

また、赤ちゃんのお世話が中心になりがちな入院生活ですが、妻の体を休めて回復させるのも大切。妻の体の状態によっては、お見舞いを控えてもらうことも大切です。

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出産直後の妻がなりやすい状態を「産後一週間の心と体」という記事にまとめています。チェックしてみてくださいね!


入院中は赤ちゃんのお世話を練習するチャンス

授乳練習や沐浴練習、退院後の生活のアドバイスを受けることができる入院期間は、赤ちゃんのお世話を安心して実践できるチャンスです。

出産によって妻の体は大きなダメージを受けます。退院後に妻ができるだけゆっくり休めるよう、妻の入院中に夫も赤ちゃんのお世話をマスターしましょう。

ここもチェック!

「やること」メニューから「赤ちゃんの準備をしよう」をタップし「赤ちゃんの世話の仕方を知ろう」を確認してください。関連記事も合わせてどうぞ!

(監修: 杏林大学 保健学部 准教授 佐々木 裕子 先生)