生活スタイル別赤ちゃんスペースの作り方
赤ちゃんスペースは、妻・夫の生活スタイルによって考えましょう。まず決めるのは赤ちゃんが寝る場所です。ベビーベッドを使うのか布団にするのかは、日中のお世話はもちろんのこと、夜にもお世話がしやすいかも含めて考えましょう。
赤ちゃんが寝る場所を考えるポイント
安全であること
頭上に物がないこと。地震のときに何かが落ちてきたり、物が倒れてきたりするのはもちろんですが、近くに棚があって夫・妻が物を取る時にうっかり落としてしまうような場所もNGです。
ペットを飼っている場合は、ペットが飛び乗ったり遊びに来たりしないような場所にしましょう。
室温・湿度が保ちやすいこと
新生児が快適に過ごせる室温は22~25度、湿度は50~60%が目安です。室温・湿度を保ちやすいよう、風通しがよく直射日光が当たらない場所を選びましょう。エアコンの風は直接当たらないように注意して。
静かなこと
周囲で大きな物音が立たないほうが快適に眠りやすいです。テレビなどからは離れた場所を選びましょう。妻の安静にも大切です。
ここも注意!
赤ちゃんが寝ている場所にぬいぐるみやタオルを置きっぱなしにしてしまうと、睡眠中の窒息事故につながりかねません。ベッドの中には何も置かないこと。ぬいぐるみをいれることもやめましょう。
赤ちゃんのお世話グッズはそばに置いておこう
替えのおむつやおしりふき、ティッシュなど赤ちゃんのお世話に必須のグッズは赤ちゃんのそばにまとめて置いておきましょう。
特に、妻の安静が必要な産褥期は妻からも赤ちゃんからも近い場所にあることが大切です。
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産褥期におすすめの間取りは「産後の生活の準備」内の「理想の産褥スペースって?」を参照ください。産褥期とその後の生活を考えて赤ちゃんスペースを整えることをお勧めします。
(監修: 杏林大学 保健学部 准教授 佐々木 裕子 先生)