尿もれ予防・対策

ショック、この私が尿もれ!?

出産後によくあるトラブルとして「尿もれ」があります。産後3ヶ月で尿もれを経験している人は34%、産後5年を経過しても治らないという人も。いまのうちから予防しましょう。


尿もれの正体

産後の骨盤底筋は大仕事を終えて、緩んでしまっています。そのためもれてしまう、というのが産後の尿もれの正体です。

会陰部、下腹部の筋肉の感覚を取り戻すために筋肉を意識する気持ちで、骨盤底筋と腹筋の両方を使いましょう。時間をとって何かするというよりも日常の中で少しずつ筋力とその感覚を取り戻していけば十分です。

尿もれ対策、まずはここから
・椅子に座るときは、恥骨からおヘソまでの筋肉を意識してフロアに対して垂直姿勢を保つ。
・寝るまえと起き抜けに、尿を我慢する感覚で、腟を締めたりゆるめたりを10回実施する。


日常の中で筋力を鍛える方法については、別記事「立つ・座るを見直そう」「ものを持ち上げるときは」でも紹介しています。参考にしてみてくださいね。


 (C) 2016 吉岡 マコ

(監修: 杏林大学 保健学部 准教授 佐々木 裕子 先生)