旅行に行くならこの時期に【20週~23週】
妊娠6ヶ月(20週~23週)の心と体
妊娠経過がよく健やかに暮らしているなら、妻、夫のお二人でお出かけをしてみてもいいかもしれません。産後も二人で過ごす時間をもつのは大切ですが、どうしても後回しになってしまいます。
お出かけや旅行は、産後にどんな関係でいたいか、どんなふうに暮らしていきたいかなど、話し合う機会ととらえて、「思い出作り」だけでなく、その時間を有効活用しましょう。
この時期に気を付けたいこと
移動時の注意点
長時間の移動する際は、妻の体に負担がかかっていないか、また、トイレに行きやすい状況かどうかに気を配ってください。
新幹線や飛行機では、妻はトイレに行きやすい通路側の席にしましょう。座りっぱなしにならずに適度に足を動かしてください。
車での移動は、渋滞時期を避けて、最寄のサービスエリアにすぐに行けるような道順を計画しましょう。
おなかが張ったり、体調がすぐれない時は、無理せずに旅行はキャンセルすることも必要です。旅先で体調を崩すと大変なことに!
座り方
妻、自分がイスに座っている姿を確認してみてください。イスにもたれかかり、猫背で、ちょっと下を向くと二重あごになっていませんか? それは骨盤が後ろに倒れている状態です。恥骨からみぞおちの距離が短くなって、内臓が圧迫されています。おなかを守る腹筋・背筋の力は抜けきっていますが、逆に、肩に力が入ってしまいます。
座るときは、イスにできるだけ深く座り、骨盤を起こして背すじを伸ばします。ソファなどのやわらかい背もたれのイスのときは、背中をまっすぐにしたまま、股関節から体を後ろに倒すようにしましょう。
両親学級へ行ってみよう
両親学級は通っている産院や、自治体などが開催しています。赤ちゃんのお世話や出産準備について、また、出産時に妻の体に起こる変化や夫がサポートできることなどを教えてもらえます。同じ時期に出産予定の夫婦と知り合う機会にも。
この記事もチェック!
「新生児の特徴と育児」にある「両親学級へ行こう」という記事で、両親学級のメリットを紹介しています。
保育園の見学にも行ってみよう
産後に仕事復帰を予定しているなら、妊娠している間に保育園見学に行くのがおすすめ。産後は自分のリハビリと赤ちゃんのお世話に追われ、見学のタイミングを見つけるのもやっと。できれば妻だけで動くのではなく、夫も一緒に探して見学できると、子供にどう育ってほしいのかなどの思いも共有しやすくなります。
ここもチェック!
「やること」メニューから「リハビリ期にそなえよう」をタップし「保育園を見学しよう」を確認してください。関連記事も合わせてどうぞ!
(監修: 医師・医学博士・産業医 /「広尾レディース」院長 宗田 聡 先生)