準備は終わりましたか?【28週~31週】

妊娠8ヶ月(28週~31週)の心と体

妊娠8ヶ月、準備しておきたいことは、どのくらい終わっているでしょうか。産休や退職までのリミットが近づいてきて、いよいよ準備にと、やっと重い腰が上がったかもしれません。

出産が近づくにつれ、「どう安全に産むか」が大問題に感じるかもしれませんが、それと同じくらい「どんな産後になるのか」を想像して準備することが大切です!出産は一つのゴールですが、新たな生活のスタートでもあるのです。

このアプリで「やること」をどれくらい完了しているか、妻と夫で確認しあいましょう。


この時期に気を付けたいこと

赤ちゃんスペースと産後のサポートを考える

里帰り出産なのかどうかによって、出産後の退院時の帰る場所が決まってきます。里帰り出産の場合は、「実家だから親に任せておけば大丈夫」とはかぎりません。

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「出産と入退院」内の記事、「産院を決めることは、産褥期の生活場所を決めること」「里帰り出産、成功談&失敗談」を改めてチェックしてみてください。

里帰りの場合、実家の家族と相談して、どんなスペースでどう過ごせば、産褥期(さんじょくき)の養生と赤ちゃんのお世話がしやすいか、「具体的に」考えましょう。妻が1日過ごす場所、トイレまでの導線、夜に赤ちゃんが泣いても安心して過ごせるか?なども考えて。

産褥期(さんじょくき)とは
出産後6~8週間までの安静が必要な期間を「産褥期」と呼びます。特に産後4週間は絶対安静にしてください。

また、里帰り先に夫が頻繁に行けるよう泊まれる体制は整っているかなどもチェック。

里帰り出産でない場合は、もし、夫が育休をとれたとしても、2人だけでは乗り切れません。2人だけでも「なんとかなるだろう」と思っていた先輩カップルたちは、みんな「なんとかならなかった」経験をしています。

必ず、手伝ってくれるサポーターや、外部サービスなどを確保してください。だれにいつ来てもらうのか、「具体的に」相談しておきましょう。

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「やること」メニューから「産褥期にそなえよう」をタップし、完了状況を改めて確認しておきましょう。特に次の箇所は産後のサポートを具体的に考えるのに役立ちます。

  • 産褥期の間取りを考えよう
  • 一日のタイムテーブルを作ろう
  • サポートしてくれる人を募ろう

育児用品

産後にすぐ必要になる育児用品は、早めにそろえておくと気持ちに余裕が出てきます。

育児用品は、産後のライフスタイルにあわせて必要なものをそろえましょう。日常的に車での移動が基本ならチャイルドシートが必須となります。

産褥期は店舗に出向くことは難しい状態です。しかし、用意していなかったものが急に必要になることも。ネットショッピングではなく、自分の目で見て商品を選びたいなら、産前にチェックをしておきましょう。

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「やること」メニューから「赤ちゃんの準備をしよう」をタップし、完了状況を改めて確認しておきましょう。

  • 育児用品をそろえよう
  • 赤ちゃんスペースを整えよう

夫も仕事の具体的な調整を

出産時や産後直後だけでなく、赤ちゃんのお世話や育児はずっと続きます。「働き方」も含めて、夫の仕事の調整について考えてみましょう。

出産当日、出産後、夫が妻をサポートできるよう、仕事を調整が必要ならば、早めに職場の理解を得たり、引き継ぎの準備をしておきましょう。里帰り出産の場合でも、夫の心遣いや親身なサポートが妻には必要です。

できるだけ赤ちゃんの顔を頻繁に見に行くことで、妻は安心し、その安心は妻と生まれてくる赤ちゃんの健康にもつながります。

ここもチェック!

「やること」メニューから「出産の準備をしよう」をタップし、完了状況を改めて確認しておきましょう。特に、「出産時の打ち合わせをしよう」は再確認を。夫・妻で最終確認しましょう。

里帰りしない「マイタウン出産」の場合、夫以外のサポーターも心強い味方ですが、なんといっても頼りとなる戦力の中心は夫です。定時帰りまたは、帰る時間を変えて対応する、できれば数週間の休みを取るなど、少なくとも産後1ヶ月は家族優先で働ける仕事環境をつくっておきましょう。

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マイタウン出産については、「出産と入退院」内の記事、「マイタウン出産って何?」を参照ください。


(監修: 医師・医学博士・産業医 /「広尾レディース」院長 宗田 聡 先生)