運動を始めよう【16週~19週】
妊娠5ヶ月(16週~19週)の心と体
安定期に入り、心身ともに順調な妊娠経過を送っているなら、日常でできる運動のほかに、バランスボールなどの有酸素運動もおすすめです。
ただ、「やっと動ける!」といきなり動きすぎるのは注意。妊娠前の体と違っていることも頭の隅においておきましょう。自分の体の様子を丁寧に感じ取ること。「体の声」を聞きながら体を動かしていきましょう。
この時期に気を付けたいこと
妊娠中の変化に追いつくために
妊娠中はどんどん体が変化していきます。その急激な変化に対応しきれずに、母体にはさまざまな不快症状が起こります。子宮の重さによって腰痛が出たり、体の水分量が増えたため下半身にむくみが出てくることも。
ただし、筋肉で子宮を支えれば、腰痛は軽減されます。また、体内の水分を循環させるポンプ役の筋力があれば、むくみが緩和されます。
妊娠中に「筋力」をつけておくと、産後の回復が違います。同時に、自分の体がどんな状態なのか把握できることが大切です。この時期だからこそ、自分の体に向き合っていきたいものです。
日常でも筋力はつけられる
集中的に行うスイミングなどもいいですが、特別なトレーニングを行わなければ筋力をつけられないということはありません。
歩くとき、しゃがむとき、立つとき、座っているとき、家事をするとき。日常のなかでも、きちんとした動作をすることで筋力が鍛えられます。次に紹介する記事も参考にして、日常動作を見直してみてください。
この記事をチェック!
「産前のセルフケア」にある「座る姿勢も気をつけて」「腹筋で子宮を支えよう」という記事で、正しい姿勢を写真入りで紹介しています。チェックしてみましょう!
また、マドレボニータでは、出産に向けた体力づくりや整えておきたい環境の準備を目的とした「マタニティケア教室」を開催しています。「マドレボニータのプログラム」にある「マドレボニータのマタニティケア教室」という記事を参照ください。サイトではより詳しい説明をしていますのでこちらもどうぞ!
日常行える筋力アップをもっと知りたい方は:
「母になる女性のための 産前のボディケア&エクササイズ」(講談社)吉岡マコ
http://www.amazon.co.jp/dp/4062141108
(監修: 医師・医学博士・産業医 /「広尾レディース」院長 宗田 聡 先生)